宅建士

宅地建物取引士(通称「宅建士」)

年間受験者数は約20万人
不動産業界の就・転職に有利な国家資格

宅建士(宅地建物取引士)試験は、年間受験者数が約20万人もいる大規模な国家資格の試験です。

不動産業者(宅建業者)には、従業員5人につき1人以上の宅建士をおかなくてはなりません。また、お客さんに対して、不動産取引に関する重要な説明をしたり、契約書に記名押印するのは宅建士が行わなければなりません。
そのため、不動産業界においては宅建士の存在がとても重要で、宅建士の資格を持っていれば手当がつく会社もあります。

また、宅建士試験の学習をすることにより、民法や不動産に関する知識も身につくので、キャリアアップにつながる資格でもあります。
試験のこと

試験のこと

宅建士試験の概要、受験者数等、試験科目、合格基準点について説明します。

試験概要

宅建士の試験は例年10月第3日曜日で、合格発表は11月下旬から12月上旬です。
試験日 例年10月第3日曜日(午後1時~)
受験資格 特になし
試験形式 四肢択一式50問。マークシート形式 ※登録講習修了者は一部の問題(5問)が免除される
試験時間 2時間
※登録講習修了者は1時間50分
試験科目と出題数
  • 権利関係:14問
  • 宅建業法:20問
  • 法令上の制限:8問
  • 税・その他の関連知識:8問
合格点 合格基準点は年度により異なります。
受験申込期間 インターネット:例年7月上旬~7月中旬
郵送:例年7月上旬~7月下旬
合格発表 例年11月下旬~12月上旬

受験者数、合格率

宅建士試験は毎年約20万人が受験しています。
合格点は50点満点中、31点から38点の間で毎年異なりますが、合格率は15%程度です。
申込者数 受験者数 合格者数 合格率 合格点
H27(2015) 243,199人 194,926人 30,028人 15.4% 31点
H28(2016) 245,742人 198,463人 30,589人 15.4% 35点
H29(2017) 258,511人 209,354人 32,644人 15.6% 35点
H30(2018) 265,444人 213,993人 33,360人 15.6% 37点
R1(2019) 276,019人 220,797人 37,481人 17.0% 35点
R2(2020) 259,284人 204,250人 34,388人 16.8% 10月:38点
12月:36点

※R2(2020)年度は、新型コロナウイルス感染症の影響により、10月と12月の2回試験が実施されました。

勉強のこと

勉強のこと

問題集は最低3回は解く!
何度も問題を解くのが合格の秘訣

独学で合格するために…

宅建士試験の合格に必要な書籍は、「テキスト」「問題集」「直前予想問題集(または模擬試験)」です。

学習範囲はとても広いので、じっくりテキストを読んで→問題を解いて…という通常の勉強方法より、軽くテキストを読んで→(テキスト見ながら)問題を解いて→テキストに戻ってじっくり読んで…を繰り返しながら進んでいく勉強方法をおすすめします。
  1. テキストの1項目(1SECION)を読む
  2. 1

    に対応する問題を解く。

  3. 1

    2

    を繰り返しながら、先に進む

  4. 全部終わったら、問題集の問題を解きなおす。
    ※問題集は最低3回は解きましょう。
  5. 直前予想問題集や模擬試験を解く。
4

以降は、間違えた問題につき、間違えノートなどを作っておくといいです。


※科目の特性と勉強方法はこちら
学習ツールの紹介

学習ツールの紹介

滝澤ななみの本(シリーズ)とこれに関連するアプリや動画等の紹介です。
宅建士 合格へのはじめの一歩
書籍

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宅建士試験の内容を約半分のページ数でまとめました。
宅建士初学者のための1冊。

宅建士の教科書
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宅建士の問題集
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宅建士の12年過去問題集
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アプリ・動画
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2023年度版 みんなが欲しかった! 宅建士の一問一答問題集
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試験で問われる基礎的な知識を一問一答形式の問題にまとめた 知識の定着にピッタリの1冊。

滝澤ななみのすすめ!