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2月28日(日)に行われた第157回日商簿記試験、3級の出題内容はこんなカンジ(↓)でした。
【第1問】仕訳問題
- 備品の売却
- 建物の修繕
- 収入印紙と郵便切手の処理
- 手形借入金の処理
- 証ひょうからの読み取り
【第2問】帳簿の記入
商品有高帳(先入先出法)と仕入帳、売上帳の記録から、各帳簿の空欄を推定して答える問題です。
商品有高帳の前月繰越が金額欄以外が空欄なので、ちょっとパズル的なところがありますが、仕入れた個数、売り上げた個数に注目して少し考えれば、解けるんじゃないかな、と思います。
【第3問】合計試算表の作成
11月中の取引(日付別)を集計して、11月末の合計試算表を作成する問題です。
取引数は少し多めですが、ひとつひとつの取引は標準的なものです。
【第4問】空欄補充
文章の空欄補充問題です。
- 租税公課などは「費用」、預り金は「負債」がわかれば解けます。
- 当座預金を引き出すときは「小切手」を使う。他社振出しの小切手は何勘定で処理する?…がわかれば解けます。
- 売掛金の貸倒れ、「前期」発生の売掛金が貸倒れた場合の処理がわかれば解けます。
- 決算手続きの流れ。「試算表」や「財務諸表」はいつ作るもの?‥がわかれば解けます。
- 帳簿、主要簿には何がある?…がわかれば解けます。
【第5問】…決算整理後残高試算表の作成と当期純損益の計算
決算整理事項は
- 現金過不足
- 当座借越の処理
- 売掛金回収の未記帳
- 貸倒引当金の設定
- 売上原価の算定
- 減価償却費の計上
- 収益の前受け
- 費用の前払い
- 法人税等の計上
の9つ。
月割り計算するものもあったりするので、ほんの少し処理が多く感じた人もいるかもしれませんが、内容は標準レベルです。
☆3級は全体的には標準的な問題でした。
なお、解答速報はこちら(↓)からどうぞ!